地魚料理 さくら

松崎最終日ということで、せっかくだから魚を食うことにしました。
開店時間と思しき１１時になっても店に動きナシ。
気がつけば３０分ほど周辺をぶらついて時間調整してしまいましたよ。
変わったものを注文しようと思っていましたが、結局あじのたたき定食に。無難すぎる。
それだけだとつまらないので、単品で干物を注文してみました。
何があるかと聞いたら、アジとムロとアジみりんとサバみりん。
現地じゃないと食えなさそうなのはやっぱりムロですよね。ムロアジ。
この年になって初めてマアジとムロアジの区別をつけられるようになりました。これも成長だ。
で、ひたすら待ちます。
一人客だと（いや二人でも）せまっくるしいカウンター席に押し込められて待ちます。
３０分くらい相変わらず待たされて、ようやく徐々に品物が出てきます。
まずはムロアジ。うーん、うまい。
このパサッとした感じの血合いのような酸味の利いた身がナントモ言えない。
人を選びますが、癖があっておいしいですね。
アジのたたきに混ぜ込まれたムロアジがワイルドさを演出していると思うと喜びもひとしおです。
アジのたたきはまご茶の刺身と同じです。
スープぶっかけの代わりに中骨を使ったスープが出てきます。
……基本構成はほぼまったく同じですね。あははは、違うの頼めばよかった。
でもまあ、美味しかったので許す。
しかしこの店は急ぎの客にはとことん向きませんな。
あと、あくまで近隣のおばちゃんが作ってるってことを忘れてはならない。
地元の主婦料理です。
なので、地元の人が食ってる魚料理だよ、という認識で食べるとよいかと。
そもそもこの辺のその手の食堂は大抵そんな感じですけどね。
洗練したものを求めるなら、ちょっとお高い寿司屋なんかに行くとよいのかしら？
まあ、いずれ松崎を再訪することがあったら、そういう方向にも目を向けてみたいと思います。
　

さくら