にゃかしまー

にゃかしまー!!!

横川のさと

実家に帰った際に福島のほうに連れて行かれました。
で、適当に入ったお店がこちら。う〜ん、実に胡散臭い。
平日ということもあり、正午なのに店内はガラガラ。この店大丈夫か?と不安を抱きながら入店しました。
薄暗く寒々しい店内、なんとなく愛想の悪いおばちゃん店員。
他のお客がいないという点も更に不安をかき立てます。
注文をお願いしようとするもスルー。
ていうか他に客いないのにスルーか!?と思っていたら、突き出し的に小鉢をふたつ出してもらいました。
自家製のふき味噌と赤カブ漬け。これを食いつつ待て、ということらしいです。
そして晴れてオーダー。ひとまず大辛大根そばを注文しました。
大盛にするか訊かれたので勢いで大盛に。更に山菜天ぷらも頼んでみました。
で、さっそくそばを茹でるかと思いきや、ガラス張りになってる蕎麦打ちの場所へ。
え!? ええっ!? いきなりそば粉をばさっと入れてこね始めます。まさか今から打つとはおもわなんだ。
ここで不安が期待に変わります。ここまでリアルタイムで打ち立てのそばを食うことなんてはじめてです。
そばこねて伸して切っていく手際はさすがです。はや〜!
おばちゃん一人で全部こなし、思いのほか早くおそばが完成しました。
あ、天ぷらが先に来たのでそれを食いつつそばを待つスタイルで。
出てきたそばはワイルド! そばのざらっとした食感と風味が妙に癖になります。
ああ、こういうおそば好きだあぁぁぁ。
ブツブツ切れ気味なのもご愛敬、というかそれすらもうまさをプラスしているような気さえしてきますね。
ほんと、こういうおそば大好きなので、このへん通ることがあったら是非立ち寄りたいです。
山菜の天ぷらもふわっと衣であまり好みの揚げ具合ではありませんでしたが、ふきのとうと舞茸がてんこ盛りでいい感じでした。
特に舞茸が……香るなぁ。うまい。
店のビジュアル的にちょっと抵抗ある感じはしますが、文字通り打ち立てのおそばを食べさせてくれるのは貴重です。
最後にお漬け物をくれました。そういう田舎的サービスもまたうれしい。ほんと、いい店だと思いますよ。