にゃかしまー

にゃかしまー!!!

月うさぎ 日暮里店

天気が悪くなると酒を飲みたくなるもので……と訳のわからん理屈をつけて飲酒。
どうも週一くらいで飲みたくなるようですな。
で、寒いということもあるし燗酒であったまろうと月うさぎへ。ぶぐひれ酒で幸せになりに行きます。
前回食べたもつ鍋が美味しかったので今回も注文。それを熱源にしつつ、無理ない範囲でつまみを頼みます。
鶏皮の炙りがうまそうだったのでまずそれを。あとは何となく唐揚げを。
無難なチョイスですが何でもうまい店の唐揚げは他とは一線を画す特別さがあるのですよね。大内もそうですし。
鶏皮は思った以上にうまかったです。表面カリカリにしつつも、しっかり脂肪分を残していてジューシーうまうまです。
しかも3種類の味で食べさせるのでこれがまた……もっと欲しくなってしまいましたがそれは次の機会にでもまた。
で、カウンターでぼんやりしていたら店長さんがサービスで小皿を出してくれました。
鶏挽肉とネギの青い部分のコンソメジュレ……みたいな感じのものです。見た目は煮こごりですね。
グリーンの部分がとても鮮やかなのですが、ほうれん草を茹でた時に出る色素で色づけしているそうです。
うーん、さすがですなぁ。こういうプロの技を堪能するために外で飲食しているようなものですし。
繊細なお味なので、からしはほんのちょっとでいいかもしれませんね。箸についたのをなすりつける程度でよさそうです。
自分はこういうの大好きなんですけど……こちらのお店では明らかに異端者な方だと思うので悩ましいです。
で、もつ鍋を突きつつ、冬の黄金の三品を。ウニ刺し、あん肝、アボカドと鮪酒盗のタルタルです。
ウニ刺しは……高いから勿体ないと思いつつ、やっぱうまいです。悔しい。
大内の盛りほどではありませんが、しっかり堪能できる程度の量がありましたし満足です。
あん肝はお店によって違いがありすぎますが、こちらのはさすがの味。熱燗と共に口内でほろりと解けてクリーミーです。
生臭さも一切ありませんし、大ぶりにカットしているところも嬉しい&頼もしい。
しかし、このレベルに慣れてしまうとヘンテコな店で注文しづらくなってしまいますなぁ。
まあ、ここしばらく妙な店には近づかないようにしているので問題はないのでしょうが。
貝類や内臓系、珍味などの癖の強いものはちゃんとした店以外では手を出さない方が無難でしょうね。
アボカドと鮪酒盗のタルタルは文句のつけようもなく。前回同様ねじ伏せるようなうまさでした。
酒盗の塩辛さがアボカドによってまろやかになってはいるものの、やはり塩を感じる珍味なので、あん肝やウニと交互に食べるとより引き立ちますね。
前回と比べるとややアボカド多め&大きめ、そしてトビッコの量がやや少なく感じました。
アボカドについてはどちらもありですが、トビッコは前回くらいの方がプチプチ感を楽しめてよさそうです。
今回はこのくらいでしたが……やっぱりもつ鍋の扱いについて悩みますね。
もつ鍋はうまいんですけど支配的なんですよ。これを頼まなければ他にいろいろ頼めるのに、と。
今回は連続で頼んでしまいましたが、変化をつけるために一度おきくらいに注文する程度でよいのかも知れません。
黒板メニューも徐々に冬向きに変わってきましたし、これからが楽しみですね。