烈風の騎士姫
楽天のポイントが期限切れそうだったので消費の意味も込めて購入。
実際買おうかどうしようか迷ったんですけどね。
一応シリーズ物ということで、初回の表紙絵はなかなかに気合い入ってますね。
兎塚氏もビジュアルアーツにバレてから切れ味増したというか。いやそれは関係ないか。(汗
内容自体は相変わらずのゼロの使い魔というか引きずってますねぇ。
あくまであの世界観を知っていてこその本作というかなりの放り投げっぷりです。
お話の方もなんというか、盛り上がるのか盛り上がらないのかパッとしないというか。
お題目とやりたいことが噛み合ってない感じ。
でも、ゼロの使い魔自体もそんな作品なのでここで殊更に取り上げる必要もない気がしますが。
男装して騎士団に入る、という割にはほとんど感じられないドキドキシチュエーション。
それなのに早々にキス(しかもディープ)かまされたりとか訳わかりません。
シリーズ想定ならもうちょっと引っ張って然るべきだと思うんですけどねぇ。
ストーリー自体はパッとしないでしょうし、それがある程度察せられるというのに買ってしまいしかも読んでしまう罠。
恐らくそこがヤマグチノボル氏の魅力なのかも知れませんね。(我ながらひどい言い草だな)
なんだかんだで惰性で読み続けているまぶらほなんかよりはずっと読み甲斐もあると思うし。
細かいところを探ろうとするとスカスカなのですが、とにかく読めるというのがライトノベルらしい作品かと。
ていうか、もしかしてそういうのを狙ってるとしたら凄いな。
あのアンバランス感と物足りなさが演出だとしたら当方シャッポを脱ぎますよ。
- 作者: ヤマグチノボル,兎塚エイジ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/10/23
- メディア: 文庫
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