にゃかしまー

にゃかしまー!!!

灼眼のシャナ 19

勢いで積んでいたシャナの最新刊を読破。
うーん、重厚ではあるのですが、正直着いて来られなくなりつつあります。
登場している徒&フレイムヘイズが多すぎてしかも厨二的二つ名満載なのでもう……。
やはりある程度キャラは絞るべきというか、増やすなら徐々に増やして欲しい。
ここんとこ一気に増えた感がありますからねぇ。脳内で整理しつつ読まないと厳しい。
一方で中身に関してはパッとしないというかダラダラしているので、イマイチ盛り上がれません。
なんだろう、理性と感情がリンクしてないというか、感情論が現実に反映されてるのがしっくり来ない。
いや、元々そういう風に組み上げてきたならいいんだけど、決してそうじゃないしなぁ。
決意=強さという表現においてはなんとなく伝わるんだけど、今までがせいぜいコンディションレベルだっただけに。
まあ、その辺は突っ込んじゃ駄目なんだろうなぁ。
しかし、そういう禁じ手的な反則まがいのパワーアップってのはカタルシスが得られないと駄目だと思うんですが。
強くなった! でも状況は変わらないし見た目的な派手さもない。
それじゃーあかんと思うのですよね。
そういう意味では、ちょっと設定に振り回されすぎててお話をうまく構築できてない感じでした。
今作に限らず、ここ数作はそんな感じ。
サブラクのあれこれでいつもの誤魔化しめいたのは発生してますが、それ取り扱うキャラ間違ってるし。
そもそも敵としても個性がない=思い入れも感じないキャラで掴みとオチを演出してもなぁ。
うーん、気持ちの切り替えのためにラノベじゃないカッチリした小説を読むべきなのかな?
積んであるのもいくつかあるんで、その辺を崩してみたいところ。

灼眼のシャナ〈19〉 (電撃文庫)

灼眼のシャナ〈19〉 (電撃文庫)