にゃかしまー

にゃかしまー!!!

二代目丸源 岩槻店

なんとなくラーメンが食いたいということで外食しました。
目当てのお店が2軒ほど入れなくて、しょぼんとしながら何となく入りました。
お店自体は割と目立つところにあるので気になっては居たのですが……チェーン店だしねぇ。
とまあ、あまり期待もせず入りました。
注文したのはランチのとんこつ醤油ラーメンとミニ鉄板チャーハンのセット、のラーメンをきゃべとんに変更したやつを。
ラーメン自体はアレです、なんか不自然に甘い味。
うまみを手っ取り早く出すには甘くすればいいという法則を地で行ってますね。つまり、圧倒的にうまみ成分がないのです。
麺もなんだか不自然な感じ。できそこないの冷麺みたいなくにくに感。輪ゴム食ってるみたいに味がなく歯ごたえも不自然です。
そしてスープが熱いのにちっとも伸びないという……こりゃあ小麦の割合が少ないな。必要以上にタピオカ澱粉が入ってると見た。
きゃべとんと言うくらいだからキャベツが売りなのですが、それはまあそこそこ美味しいです。
とにかくスープの甘だれ味が口に合わないので魔改造。ニンニクみじんと辛子味噌みたいなのを大量にぶちこみました。
そしたらまあ、そこそこ食える味に。ベースがなんなのかさっぱりわからなくなるくらいの量だったのでアレですが。
鉄板チャーハンというのは、熱々の鉄板の上に盛った玉子抜きのチャーハンの周りに溶き卵を流し込んだ感じの。
それを石焼きビビンバの要領でぐわーっとかき混ぜて食う訳です。
まあ、ぶっちゃけかなり不味いんですが、なるほどなあと感心しました。
まずひとつ、店員にふんわりした玉子のチャーハンを作る腕がない。
次に、基本的にチャーハン自体を炒める手間が惜しい。
更に、不味いならエンターテイメント性でごまかしてしまえ。
最後に、ラーメンと一緒に食うなら冷めにくい方がいいよね、と。
結局のところ炊飯器で炊いたチャーハン味の炊き込みご飯に過ぎないと言うことです。
味付けも不自然に甘じょっぱく、それがいっそう炊き込みご飯感を強くしていました。
餃子も親から少しもらったんですが、まずくはないものの皮が頼りなく、イマイチな感じ。
とまあ、飲食店としてはそうとうダメな部類に入るのですが、不思議なことにお客さんは多いんですよね。
ある意味、味以外の面では文句のつけようもないお店だったんです。
店員さんの質もよく、オペレーションもよく考えられています。
期限の短い割引券をプッシュしてたり、単価は安いが結果は高いメニュー設定であったり、駐車場が広かったり、水がやたらと旨かったり。
これで味さえよければ完璧なのですが、味は最低の一言でした。
だもんで、訳わからん店だなぁ、と。
まあ、ある意味正しいやり方なのかもしれませんけどね。