にゃかしまー

にゃかしまー!!!

天国に涙はいらない

本棚の整理をしていたらこのシリーズの前半分がなかったのでアマゾンで購入。
久し振りに読み返すか〜ということで週末は黙々と読んでました。
丸二日で8冊……まあ本気で読んでないにしてはまあまあな速度かと。
しかしアレです、佐藤ケイは今になって感じる上手さですな。くそう、悔しい。
つーか処女作だというのにバランス感が絶妙です。落としどころや見せ方もちゃんとはっきりしていますし。
高学歴の女性ならではの知識とクレバーさに嫉妬しますね。
まあ、そういう部分で鼻につくところも多々ありはするのですが、そこは作家さんのカラーと言うことで。
そのくらいの差別化はあっていいと思いますし。
ラノベの特徴と言いますか、恋愛要素はあれどもストーリーの主軸には絶対に置かないという徹底っぷりが勉強になりました。
最近の流行ではないんですけど、こういうスタンスにしないと受けないんだよなー。
しかし恋愛を主軸に置かないと成立しない展開もあり、それが必須とされている業界なので難しいです。
まあ、どういう方向で開き直るかわかりませんがそのうち結論を出さねばならぬトコロ。