にゃかしまー

にゃかしまー!!!

大内

いつもの大内。
この時季、大内に来たことがないなぁと思い、敢えて攻めてみました。
結果としてはかなりよかったです。
熱燗との親和性の高い魚介メニューが最高ですよね。
鍋のシーズンが始まるとイマイチだとか思ってましたが、単に曜日の問題なのかも知れません。
ホントにうまいもの食いたかったら週末は避けるべきかと。
そもそも週半ばの夜6時だというのにほぼ満席&予約もしっかり入ってるという具合。
人気店になり始めてる気がしてちょっと恐いです。
食ったものに関しては……勢いでミクシィにいっぱい書いてしまったので転載。

本日のナンバーワンは子持ち鮎の塩焼きでした。
でけぇ! そしてうめぇ!
こういうのを食ってるとカペリンなんぞ食ってられんって気がしますね。
まあアレはアレでうまいのですが。(汗
卵のサイズもちょっとしたたらこ一腹くらいありましたし、いい感じにほくとろでした。
それ以前に、鮎って魚自体が淡水魚らしからぬうまさがありますな。キングです。

次点は戻りガツオの刺身。
薬味にはおろしにんにくをちょんとつけるのみ。
うめぇぇぇ! 戻りガツオになると臭みが減り、旨みが濃厚になりますね。
風味を楽しむなら初鰹の方がよいのかも知れませんが自分は戻り派です。
戻りガツオのシーズンだとマグロを食うよりこっちを食うぜ状態ですし。
サンマは当たり外れがあるのでお店次第ですね。
晩夏〜晩秋くらいがシーズンかも知れませんが、シーズン終わり頃には飽きてきますし。

他は……マグロ血合い唐揚げとかアン肝とか兜煮なんかを食いました。
マグロの血合いってよくよく考えるとあまり食べませんよね。
敬遠するのではなく機会がないというタイプで。
味わいとしては血合いでした。鯨の唐揚げを思い出させる風味ですね。うまいです。

アン肝は熱燗に合わせたらうまそうだと思って注文したのですがビジュアルに驚かされました。
スライスじゃねぇ、ブロックだ!
面積よりも厚みのあるアン肝は初めてです。なんじゃこりゃ?
感覚的にはジャンボシューマイくらいの形状とサイズでしょうか。厚さ4センチくらい。
もちろんうまいのですが、スライスとブロックの味の違いはよくわかりませんでした。
まあ、ああいうのは包丁で切ること自体があまりよろしくないのかもしれません。

兜煮は真鯛がいいなぁと思っていたらカンパチかブリでした。
魚の判別は苦手なのでどっちなのかはわかりません。とにかくあっち系。
しかし頭部を縦に裁断したのが1枚来るのかと思っていたのですが。
……2枚かよ! 多すぎです。そんなに食いたくないです。
しかもカマまでごそっとついてきてるし。
つまり1匹分の頭まるまるよこしやがりました。
いや、うまいんだけどね、うん。相変わらず繊細なもの作る癖に出し方が豪快です。

あとは気分転換にサツマイモの天ぷら食ったり、鯵のなめろう食ったり、
定番のタコの吸盤酢味噌和えを食ったり。(ここでようやく店を判別できるメニュー登場)
しかし今日の吸盤はいつにも増して巨大でした。
五百円玉くらいはあったんじゃないでしょうか。個人的にはもうちょい小さい方がお好みです。
なめろうは今日はイマイチ。もしかするとアレは夏の方がうまいと感じられるのかも。
しかし中骨を揚げた奴を後で出されると何も言えなくなります。
これが好きすぎるのですよねー。むしろこれだけ食いたいって感じ。

今回はいつものメニューを手控えてあまり食ったことないのを頼んでいたら、
改めていい店だと思い知らされる結果となりました。
「いつものは無しデー」を設けないと、そのうちお店自体が嫌いになってしまいそうですよね。

ていうか、熱燗うめぇ。
冷たい料理には熱い酒、熱い料理には冷たい酒、という組み合わせにした方が、
幸せ度が増す気がしてなりません。
どうもね、うまい刺身と純米吟醸を合わせると確かにうまいんですけど、
身体が冷えてきてあんまり長続きしないような気がするんですよ。
まあ、それはただの言い訳で、熱燗スキーってだけなんでしょうけどね。
今はどんないい冷酒より安い熱燗の方がうまいと思えてしまいます。

ああ、また幸せな季節がやってきた。ありがとう魚。そして酒。

こんな感じ。まあ、これはこれで。