コイネコ 真島悦也
世間ではねこ大好きな人間たちが闊歩し、ぬこばんじゃーい！と奇声をあげています。
世の中の人間は皆ねこが好きなのは当然であり、ねこ好きでない者は人に非ずとまでされるこの現代日本において。
わたし、実はねこってそんな好きではないのです。
まあ、生き物全般に対してほんのりとした敵対感があるのですけどね！
やっぱ二次元ですよ、二次元。
ということで、二次元のねこは割と好きなことが多いです。
スケッチブックのねこ回とか好きだし。あ、でもARIAの社長たちはあざとすぎて嫌いだわ。なんかね、もう。
と、そんな前置きを踏まえた上でコイネコです。
サンデーGXと書いてジェネックスと読む、びみょーにマイナーな雑誌に連載しているこの漫画。
どうもね、雰囲気が好きなのですよ。
人化したねこのナオと、ナオに迫られまくる人間の少年シンタのお話なのですが……。
このマイペースでワガママで俺理論を振りかざすもののどうにも憎めないナオ、を始めとするねこ達がよいのですよ。
こういうタイプの設定だと、微エロハーレム展開になり、気がつけばお色気を売りにするものなのですが、
コイネコは地味に放り投げた感じがとても微笑ましいです。
いやね、パンチラくらいはあるんですが別にそういうの狙ってないし。
ていうかナオは結構色仕掛けなんかもするんですが、色っぽくないしどこか間違ってるし。
とはいえ、きちんと可愛いところは描いてますし、心温まる話も多いです。
まあ、基本的にアホっぽい展開なんですけどね。
とにかくこのゆる〜いお話が心地よくて、ついつい読んでしまいます。
ということで、そういう気分になったので読み返しちゃいますね。
わっしょいしょい。
