にゃかしまー

にゃかしまー!!!

H2O 〜FOOTPRINTS IN THE SAND〜 第02話 「はやみ」

油断すると積んでしまいそうなH2O。
とはいえ他よりほんの少し優先度が高かったので積みかかっていたトコロを救済してみました。
自分的に好みでない要素が多分に含まれているので、嫌なら見なきゃいいじゃんとも思うのですが……。
ま、取り敢えずってことで。
いろいろ伏線というか設定で隠している部分があって、閉鎖社会の気持ち悪さを出そうとしているようですね、手法としては。
ただ、この手の気持ち悪さって昨今ではひぐらしが典型なのですが、やはりファンタジーではなくホラー向きかなと思います。
しかし、推察してみるとホラーではなく萌えファンタジーを作ろうとしているようなので、やや間違ってるかな、と。
狙い的にはですね、ファンタジックな空虚さや気持ち悪さってのはKey作品、特にAir方面かなと感じるのです。
でも、ひぐらしが当たってしまい、スクールデイズなんかのヒット(?)もあって、多少引っ張られたかなと思いました。
ちなみに原作は未プレイなので、アニメを以て原作を否定することはしませんが……うーん、どうなんだろう。
とにかく本作は、はやみが差別や虐待を受け、それが当然であるとする社会の気持ち悪さと、
外来の者である主人公がそれを受けてどう振る舞うか、なのですが……
主人公のあまり理知的とは言えない幼い正義感が肌に合わないと、かなりイラッとくる作品のような気がしました。
はやみとそれを取り巻く環境が如何に理不尽であろうと、その辺は好みの問題だしシナリオギミックと割り切れば、
まあそのうちカタルシスを得られるんじゃあるまいかと逆に期待して見られるはずです。
しかし、主人公はそうじゃいけない。
あの、甘っちょろい主人公が今後どうしてくれるのか……
その辺を、人間として前に進み突破しようとする力ではなく、ファンタジックなもので解決してしまいそうな気がして、
そこがとても不安で嫌な感じがするのですよね。
初回を終えて今回は2話めですが、その時点で作画は荒れてますし、未だにキャラは把握出来てないし。
その、見えない部分のネタがどうなのか、と興味を抱くしか楽しみ方がなくなっている作品になってしまっています。
だもんで原作未プレイ者にとってはいいかもしれませんが、逆に原作やってる人間には厳しいのかもしれませんね。
ま、今後がどうなることやらってことで、あまり過度な期待はせずに視聴しようと思います。
ていうかもう3話めやったんですよね。積みアニメが減ったら適当に見ますかねー。