今日のグイン 128
新刊が出たのでサクッと読破。ついでにグインの再読も再開です。
前半はシルヴィアさんが売国姫になり始めるくだりでしょうか。いい加減この人には同情できませんな。
アムネリスやリンダ、リギアなんかも劣化しつつもまだOKラインは保っていましたがこの人はダメ。
それでもグインと恋愛してた頃はよかったんだけどなぁ。
文字通り淫売になってからはダメだわ。同情の余地なし。グインさん哀れ。
そして後半はヤガのお話。
まあ、なるべくしてなった感じで。
脇道ですがフロリーさんにドキドキしてしまうヨナさんが初々しくてようございました。
ああ、この人もよくよく考えると若い男の子なんだなぁ、と。
同じミロク教の信者なんだし、イシュトやマリウス、果てはタリクなんかよりもよほどお似合いですな。
しかしこうして列挙するとかなりのモテモテっぷり。さすが数少ない淑女。
マリウスさんなんぞに誑かされずに、淑女道をひた走ってもらいたいものです。
……とは言うものの。
恐らくグインさんは次巻で打ち止め。
後書きはありません的な編集部からのお言葉が大変切ないです。
ああ、もう続きは読めないのか……改めて覚える喪失感。
次が出た時は更に強く感じるんだろうなぁ。
- 作者: 栗本薫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/08/07
- メディア: 文庫
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