にゃかしまー

にゃかしまー!!!

和食処こばやし

初島から帰ってきてサクッと温泉入って、そしてセカンドステージへ。
今回の熱海行きを締めくくるのはもちろんこばやしです。
天狗舞飲みながら金目鯛の煮付けに溺れるぜーっ。
……と。
こちらは日本酒入ってしかもぐでんぐでんなので詳細を覚えてなかったり。
取り敢えず記憶を探りつつ、頼んだものを列挙。酒は除外でいいよね。

  • 金目鯛兜煮
  • 金目鯛の開き
  • 甘鯛の塩焼き
  • 鯵の活作り
  • 鯵の塩焼き
  • イカの刺身
  • ズワイガニの天ぷら
  • 春野菜の天ぷら
  • アン肝
  • 白子ポン酢
  • このわた
  • 炊き込みご飯

以上でお一人様7000円。うひょー、こっちはお高いぜ!! でもうまいのでいい。
取り敢えずイカの刺身以外は全部旨かったです。
イカ初島でNG出されてるのに敢えて突撃したんでこの結果は見えてました。
本日は金目鯛の方が普通の煮付けじゃなくて兜煮になってしまうとのこと。
でも、兜煮は食いにくいけど身の旨みは強いんで全く気にしない。超うまかった。
鯵の活作りの方は相変わらずの鮮度。こいつも最早文句のつけようがない。
塩焼きの方も同じ。いい鯵の塩焼きってのは旨いんだよなー。たまらん。
ズワイガニはうまいんだけど、今回はそんな感動しませんでした。
まあ、カニだしね。うまくて当たり前だし。このうまさを認識した上で注文してるのでどうも心が喜ばない。
うめー! おわり。っていう感じ。そろそろマンネリ感はぬぐえませんね、熱海は。
春野菜は……量が少なかったのでふきのとうもタラの芽も食ってませんので評価できず。
タケノコはうまかったんだけど、俺はほろにがなふきのとうorタラの芽が食いたかったんじゃよ!
とはいえ、今回は割と立ち位置がホストなので、ゲスト様たちに優先的にお譲りするのです。
アン肝と白子ポン酢は秀逸な出来。いつものかなりうまい飲み屋よりもワンランク上のモノを出してきます。
どちらも臭みなしで旨みは濃厚。味付けもかなりいい感じです。ていうかポン酢うまい店はいい店。確定事項です。
このわたは……高いから滅多に食わないんだけど、ハレの席ってことで頼んでみました。
旨いんだけど……旨いんだけど……うーん、値段を考えるとアン肝や白子ポン酢の方がよかったなぁ。
熱燗だったら話は変わってきたのかも知れませんが。
そしてほぼ同時に出てきた金目鯛の開きと甘鯛の塩焼き。どちらも旨い魚です。
金目鯛の開きはかなり巨大で、居酒屋のでかめのホッケと同じかそれより大きいくらいのビッグサイズ。
そして皮がパリッパリになるように焼かれてて、しっとりほっくり締まった身と一緒に食うともう脳が溶けそうです。
やっべ、こいつも超うめぇぇぇぇっ。
魚の皮でここまでやってくれるとは思いも寄りませんでした。この皮は危険だ。旨すぎる。
そして甘鯛の方は対照的にでゅるんとした感じ。
これまた旨みの強い身が汁気たっぷりに焼かれています。
なので食感の方向性が真逆で交互に食うとなかなかいい感じ。
関東人のわたしは金目鯛の方がお好みでしたが、西の方のヒトはこの甘鯛に悶絶してました。
ここは是非月うさぎの甘鯛一夜干しに突撃してもらいたい。
ていうか甘鯛ってうまいですよね! もっとポピュラーになればいいのに。
そしてこれ以上ないくらいに満喫した後で来たのがタケノコの炊き込みご飯。
タケノコは旬だからってことで、タケノコの香り馥郁たるってのを想像してたんですがこれが全くの裏目
かかったごまの香りがすげぇぇぇっ。もうタケノコとかどうでもいい感じ。
あっさりした味にごまの香りが攻撃してきます。これは……なんだろう、とにかくうまいんですが、どうやって作ってるんだ?
お一方はおかわりしてしまうほどに美味。ていうかわたしもおかわりすればよかった。
そしてセットのお吸い物がこれまた旨い。柚子の利いた吸い物に色々な具材が入っています。
ああ……うまいお雑煮の汁のイメージってこういう感じなんですよね。
とにかく柚子がヤバい。このタイミングで柚子の香り出されたらもう何も言えなくなっちゃいますよ。
適当に食い散らかすように注文しまくっていたのに、美しい締めを演出されてしまうこの有様。
やっぱりいい店だ……坂下とセットで熱海のコースに入れるべき名店だ……。
でもまあ、ちょいと混雑するのと客層がびみょーなのがアレですな。
のんびり堪能するのであれば、予約してから訪問するとよいでしょう。
人数集めて舟盛りとか注文してもいいと思うし。
しかし、金目鯛の煮付けのことしか頭になかったけど他もヤバいくらい旨いので、今度はいろいろ試してみたいと思います。
まあ、熱海行き過ぎな感じもするので、少々自重しないとなとも思うんですがね。